jQuery 1.10.0 と 2.0.1 の変更箇所のメモ
先日、jQuery 1.10.0 と 2.0.1 がリリースされたので リリースノート を読んで、適当にメモします。 このリリースは予告されていた通り、1.x 系統と 2.x 系統の 振る舞いを同期することが主な目的で、 その他はバグ修正がメインのようです。 2.x 系統での以前のリリース(2.0.0)で実装された機能などに 1.x 系統が 1.10.0 を出すことで追いついた、というイメージです。 目に付いた変更点を記しておきます。
$( htmlString )
に渡す HTML 文字列の制限の緩和
jQuery 1.9 から$()
に渡す文字列は、
先頭文字に'<'
があるときのみ
HTML 文字列と認識するようになっていましたが、
タグの前に空白や改行が入っても大丈夫になったそうです。
HTML のパース処理は将来変更するかもしれないそうです。
その他の文字列を HTML として読み込むには
$.parseHTML()
等を使用するのですが、
渡す文字列が外部から得たものであるなら
そのまま渡すのはセキュリティ上問題がありますので
検証してから渡すようにしましょう。
(※
参考
)
モジュール性の強化
どちらのバージョンでもカスタムビルドで
.wrap()
, .wrapAll()
,
.wrapInner()
, .unwrap()
や、
.bind()
, .delegate()
が
除外できるようになったそうです。
jQuery.fn.size()
が deprecated に
表題の通りです。 deprecated になった機能はカスタムビルドで除外できるようで、 サイズをより縮小できるようになりました。
jQuery.support.boxModel
の削除
もう Quirks Mode (互換モード)をサポートしなくなったため、 1.8 で deprecated になっていたのが削除されたようです。