jQuery 1.11.1 と 2.1.1 のベータ版 1 リリースとこれからのブラウザサポート予定のメモ
今は昔、 jQuery 1.11.1 と 2.1.1 のベータ版1が発表 されたのでメモしておきます。ベータ版です。今更の話題です。
いくらかのバグの修正と改良が施されているだけで、 機能の追加は無いようです。
jQuery.isNumeric()
に数値が一つだけ入った配列を
渡すとtrue
を返してしまう(例:
$.isNumeric([1])
がtrue
を返す)
バグが修正されたり、$.hide()
実行後の
$.show()
がスタイル display の値を正しく
復元しないバグ等が修正されているそうです。
あと、 他の記事 でこれからの予定も書かれていました。 確定ではないが、jQuery 1.12 と 2.2 は今年中に、 1.13 と 2.3 は2015年に出すつもりのようです。
1.13 と 2.3 以降は IE 6,7、Opera 12.1x と Safari 5.1 は サポート対象から外れます(IE 6,7,8 は 2.x 系ではそもそも サポート対象外)。 1.12 と 2.2 ではこれらのブラウザに対して 深刻なリグレッション(デグレード)のみパッチリリース (例:1.12.1)で修正するそうです。
サポートブラウザに関してだけ言えば、1.13 と 2.3 の違いは IE 8 をサポートするか否かだけになるようです。
1.12(2.2)から1.13(2.3)でサポート対象ブラウザが削減され、 サポート対象からはずれたブラウザ用のコードを削除して コードをシンプルにするので、 パッケージマネージャ等で常に最新バージョンを取り込む設定に していて且つ古いブラウザも対象に入れている人等は 1.12 に留まるように設定を変更する必要があるでしょう。
※「サポート」とは、jQuery 側が行っているユニットテストを パスしていることを言うそうです。 たとえサポートしていても、修正できないバグもあります。 サポート対象でないブラウザでも、スクリプトエラーの様な バグは無くすよう努力しているそうです。